左官の仕事

セメントやモルタルなどの素材を練り、コテを使って建築物の壁や床に塗り、丁寧に仕上げていくのが、左官の仕事です。
このように説明すると、簡単なように聞こえますが、左官という言葉の由来は平安時代にまでさかのぼれるほど、日本古来の伝統的な建築技能として継承されてきたもので、それだけに突き詰めれば奥の深い職人の仕事です。
ウォールプラスでの左官のお仕事は、ほとんどが建物の床や壁などの下地を塗る作業です。
下地作りでの塗りの仕事は決して難しいものではありませんが、下地なしには壁が壁として成り立たないとても重要な仕事です。
塗る材料ひとつとっても、その日の気象状況まで考慮して最適な状態になるよう配合する必要がありますし、素材によっては塗り方も異なります。

一日の仕事の流れ

  1. 準備

    朝はまず倉庫から本日の工事で使用する道具類を準備して、車に積み、現場に向かいます。
    現場に着いたら、本日の施工内容に応じてセメントやモルタルなどの材料を練って用意します。

  2. 塗り

    下地の塗りは、何回かに分けて塗っていきます。
    通常、「下塗り」、「中塗り」、「上塗り」と3回に分けて行いますが、途中、しっかりと乾かす必要があるので、最低でも1か所につき2日かけて塗り進めます。
    建物の規模に応じてこれを繰り返し、全部の場所の下地が完成すれば、その現場は施工完了です。5階建てくらいの建物で2か月くらいかかります。

  3. 掃除

    その日予定していた作業が終われば、現場を掃除して、撤収します。